2025/03/31 10:14



コーヒーの味は、豆の種類や焙煎度だけでなく、抽出方法によっても大きく変わります。今回は代表的な「ドリップ」「フレンチプレス」「エスプレッソ」の3つの抽出方法の違いと、それぞれの楽しみ方を紹介します。



1. ドリップコーヒー(ペーパードリップ)

特徴

ドリップコーヒーは、フィルターを使ってお湯をゆっくりと注ぎ、コーヒーの成分を抽出する方法です。最も一般的な淹れ方であり、自宅でも手軽に楽しめます。

味の特徴

スッキリとしたクリアな味わい

豆の個性が引き立ちやすい(酸味・苦味・甘みのバランスが取れる)

油分が少なく、後味が軽やか


おすすめの豆

酸味が好きな人 → エチオピア・ケニア(浅煎り~中煎り)

バランスを重視する人 → コロンビア・コスタリカ(中煎り)

コクと苦味を楽しみたい人 → ブラジル・グアテマラ(中深煎り)


こんな人におすすめ

すっきりした味が好き

豆の風味をじっくり楽しみたい

手軽に本格コーヒーを淹れたい


楽しみ方のポイント

お湯の温度は83~90℃が理想(熱すぎると苦味が強くなる)

円を描くようにゆっくり注ぐと、雑味のないクリアな味に
抽出時間は2分30秒を目安にすると○(HARIO V60 を使用の場合)

フィルターの種類(ペーパー・金属)でも味が変わる




2. フレンチプレス

特徴

フレンチプレスは、粗挽きのコーヒー粉をお湯に浸し、数分後に金属フィルターで押し下げて抽出する方法です。

味の特徴

コクがあり、豆本来の味わいをダイレクトに楽しめる

コーヒーオイルが含まれるため、リッチな風味

口当たりがまろやかで、余韻が長い


おすすめの豆

甘みを感じたい人 → ブラジル・コスタリカ(中煎り)

コクを楽しみたい人 → インドネシア・グアテマラ(中深煎り~深煎り)

フルーティーな風味を楽しみたい人 → エチオピア・ケニア(浅煎り)


こんな人におすすめ

豆の個性をしっかり味わいたい

コクのある濃厚なコーヒーが好き

細かいテクニックなしで美味しいコーヒーを淹れたい


楽しみ方のポイント

お湯の温度は90~95℃
がベスト

抽出時間は4分を目安に(長すぎると渋みが出る)

コーヒーオイルを楽しむなら、フィルターは金属製が◎




3. エスプレッソ

特徴

エスプレッソは、専用のマシンを使い、高い圧力で短時間にコーヒーを抽出する方法です。カフェで提供されるラテやカプチーノのベースにもなっています。

味の特徴

濃厚で力強い味わい

クレマ(泡)が特徴的で、クリーミーな舌触り

苦味と甘みが凝縮されている


おすすめの豆

クラシックなエスプレッソを楽しみたい人 → ブラジル・コロンビア(中深煎り~深煎り)

フルーティーなエスプレッソを試したい人 → エチオピア・ケニア(中煎り)

ミルクと合わせたい人 → グアテマラ・インドネシア(深煎り)


こんな人におすすめ

濃厚でパンチのあるコーヒーが好き

ラテやカプチーノも楽しみたい

カフェ気分を自宅で味わいたい


楽しみ方のポイント

抽出時間は25~30秒が理想(短すぎると薄く、長すぎると渋くなる)

使う豆は細挽きが必須

お湯の温度は90~96℃に設定




まとめ:自分に合った抽出方法を見つけよう!

それぞれの抽出方法には、個性や魅力があります。気分や好みに合わせて、いろいろな方法を試してみてください!