2025/05/18 05:55
「コーヒーの味を決めるのは豆や抽出方法だけ」と思っていませんか?
実は、カップの形や素材、飲み口の厚みによっても、コーヒーの味わい方が変わるんです。
今回は、コーヒーカップの違いがどのように味に影響を与えるのかをご紹介します。
1. カップの形状と香りの関係
コーヒーの魅力のひとつに「香り」がありますよね。
この香りをどう感じるかは、**カップの口径(開き具合)**で変わってきます。
開口が広いカップ(ボウル型)
特徴:香りがふわっと広がりやすい
向いているコーヒー:浅煎り、フルーティーなコーヒー
理由:香り成分が一気に鼻に届くので、華やかなアロマが楽しめる
開口が狭いカップ(チューリップ型)
特徴:香りを閉じ込めやすい
向いているコーヒー:深煎り、香ばしいコーヒー
理由:香りが立ち上がりにくく、味わいが凝縮される印象に
2. 飲み口の厚みと味の変化
薄い飲み口のカップ(磁器・ガラスなど)
口当たり:シャープで繊細
味の印象:軽やか、すっきり
おすすめ:浅煎りや酸味を楽しみたいコーヒー
厚めのカップ(マグカップ、陶器など)
口当たり:まろやかで優しい
味の印象:重厚、コクが深く感じられる
おすすめ:深煎り、ミルク入りコーヒー
3. 素材で変わる保温性と風味
素材 特徴 味の印象
磁器 軽くて保温性〇 クリーンでクリア
陶器 保温性高い 柔らかくまろやか
ガラス 見た目が美しい スッキリ・軽快
ステンレス 保温性最強 味に影響しにくいが金属感あり
※ 素材によって口当たりや香りの広がりが微妙に変わるため、飲み比べてみるのも楽しいですよ!
4. 実際に試してみた感想
同じコーヒーを、磁器の薄口カップと陶器の厚口マグで飲み比べると…
磁器カップ:酸味や香りが引き立ち、軽快な印象
陶器マグ:口当たりが柔らかく、甘みとコクがより強調される
このように、器の違いが味わいの印象を大きく左右します。
まとめ:シーンや気分に合わせて楽しもう
「今日は浅煎りの華やかさを楽しみたいからガラスカップで」
「リラックスしたい夜は、温もりある陶器で」
そんなふうに、カップを選ぶことでコーヒー体験はもっと豊かになります。
おとんCoffeeのひとこと
「コーヒーは、飲む道具でも変わる」
豆やドリップだけでなく、ぜひカップにもこだわってみてくださいね!
